居間
夜な夜な自宅の居間を少しずつ作り直しています。
天井は抜いて見たものの、そのままではすきま風も多くなる訳で・・・
どういう仕上げになるのか、手探りな部分もあり・・・
寝室は寝るところ、台所は食事を作るところ、居間は・・・?
居間ってむつかしい。
少なくともTV中心に家具を配置はしたくない。
照明も「夜は暗い」ってことがちゃんと感じられるものにしたい。
家でどう過ごしたいのか?どう生きたいのか?
丁寧にきちんと考えるいい機会です。
とりあえず、気の合う人を呼んで鍋する場所にでも・・・
「あ」
小村雪岱
(おせん) 昭和16年頃(没後の刷り) 木版 埼玉県立近代美術館蔵
1年ちょっと前に家具をつくらせていただいたお客様・Nさんという女性から
時々メールをいただきます。
今回はある展示会のお知らせでした。
大正時代から昭和初期を、竹久夢二と同時代に活躍した
「小村雪岱」という画家のもの。
我々の作品作りのヒントになるのでは、とお声がけくださって
いつも気にかけていただいております。
●「小村雪岱とその時代」 埼玉県立近代美術館 2月14日まで
他にもNさんは区立美術館で行われるようなこじんまりした展示会でも
僕達が興味を持ちそうなものを選んでご紹介くださいます。
好きなモノ・空気感をとても良く理解してくださっていて、
それをより高いものへと導いていただいている気がしています。
(大正から昭和初期が恐らく共通して好きなのだと思います)
昔から偉人たちは繊細にものを考え、物つくりや文化などを残していることに
気が付かされます。繊細であることが文化や都市を作る上で、とても大事な
ことだと最近よく考えています。
才能もないのに自分の感覚に頼りすぎる傾向が強い性質なので、このような
見識を広める機会を持つことは、とても有意義なことです。
「賢者は歴史に学ぶ、愚者は経験に学ぶ」ですね。
痛い思いばかりを繰り返す自分は、間違いなく後者ですが・・・。
Nさんに納品後、数日していただいた言葉
「家具に励まされているような、不思議な気がしています。」は我々にとって
非常に嬉しく、忘れられない言葉の贈り物です。
繊細で人の気持ちをとても大事にするNさん、いつも本当にありがとうございます。
いつか展示会などにもご一緒させていただきたいと思います。
これからもご指導と応援をお願い致します。
「あ」
柱時計
今日は、一人で店番しておりました。
外はまだまだ寒いですが、南向きの窓からは
春らしいしっかりした陽が差し、心地よいショールームです。
そして、アズクラフトのショールームにはもう一つよいものが。
30分ごとに柔らかく時を告げてくれる柱時計です。
工房の立ち上げ準備中、職人さんがインターネットのオークションで
見つけたこの時計。
懐かしく可愛い数字、古ぼけた感じにとても魅かれ、入札することに。
競り落とすことが出来たものの、実物を見るまでは雰囲気がどうか、
はたまた動くのか心配でもありました。
数日後、想像以上に大きな箱が・・。
「すごく素敵!でもこれは、大きすぎたかも。」
が率直な感想。
しかし、天井板を抜いて屋根まで吹き抜けのショールーム。
目の前にある時は驚くほど大きかったのに、高い位置に掛けると
程よい存在感のあるちょうど良いサイズでした。
その日からこの時計がアズクラの大事なアイテムの一つとなりました。
数日に一度のねじ巻きは必須ですが、3年たった今でもしっかりと時を
刻んでくれています。
アズクラフトに足を運んで下さった際には、家具をご覧になるついでに
ぜひ時計の音色もお楽しみくださいね。
「さ」
下北沢
久しぶりに下北沢へ。
学生街のごちゃごちゃ感がいいです。
江古田なんかも踏み切りの音に交じって70年代フォークが聞こえてきそうで
大好きです。
この後は等々力のこじんまりしたカフェで一杯やりました。
飲んでばかりなので明日から走ります! うん、明日から・・・
「あ」