From Factory

2017.08.12

技術の宿題

おととい、ご近所の中学生(女の子)から
「鉋(かんな)についてお話を聞きたいのですが…」
との電話があり、今日はその子がお母さんと一緒に見学にみえました。

職人さんの説明を熱心に聞き、メモを取り、最後はお家で考えてきた
質問をして、またその回答をよく聞いていました。

夏休みの自由研究かな、ものつくりに興味があるのかな、と思って伺うと
技術科の夏休みの宿題で、「何か一つ道具について調べる」という
課題が出たのだそう。
  
  
技術科・・・懐かしい響きです。

想像力を膨らませ、自由にものを作れる小学生のころの図工の時間は、
多くの友達が楽しそうだったのですが、私はどちらかというと苦手。

中学になって始まった技術の時間は、
‘きちんと測って、図面に沿ってきちんと作る‘のが基本。
私にはこういうものつくりが性に合っていたようで、
完成品はほとんど皆同じでも、きちんとできた喜びみたいなものを
感じられたことを覚えています。
  
それをきっかけに家具屋になったということではまったくないのですが、
子どもの頃のどんな体験が将来につながるか、役に立っていくか
わからないものだなあ、なんてことを今日来てくれたお嬢さんを見て、
「技術科」という言葉を聞いて、とりとめもなく考えました。
 
 
大人になってもそれは変わらないかもしれません。

この歳でも、この先のどんな体験が人生のどこに生きてくるかわかりません。
もうすぐアズクラも夏休みをいただきますが、いろいろ見聞を広められる
夏にしたいと思います。

オバサンになっても 吸収! 吸収!
 
 
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「さ」

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